コレクト・カスターニャ
13/10/2020
結構寝てしまって少し遅れて栗拾いの現場に到着。
クリスとチーチョもほぼ同時に到着。
海外で予定していた時間通りに事が進む事はまずない。日本は時間にとても正確。これも良し悪しだが。
借家にトラディショナルな栗拾いバッグがあったので装備して栗拾いを始める。
すでに個人的に何度も拾っているのでクリちゃんが溜まる場所はわかっている。
特にこのエリアでは栗の木が、ある程度の斜面に植えられていて、落ちた栗がコロコロと下段に落ちていく仕組みになっている。
さらに、斜面の所々に枯葉でストッパーを作り、そこに大きなクリちゃんがゴロゴロしているのである。
食べられるものを集めるのは非常に楽しい。
コレクト開始から1時間ほど経った頃、急斜面を移動中に足が滑った。
落ちそうになって思いっきり手をついた。
栗がガッチリ刺さった。
かなり痛い(笑)慌てて取ってしまったので写真は残せず。
ここまで本気で栗が刺さったことが無かったので知らなかったけど、栗を取っても細かいトゲが沢山刺さってる。
チクチク、チクチク、すげえ気になるチクチク加減である。
爪で抜けるトゲは抜くのだが、日記を書いている現在、栗拾いから12時間ほど経過してもまだ手のひらの中にトゲがある。もう取れない。
取れるかもしれないけど、手のひらが痛すぎて諦めてしまった。残ったトゲが小さすぎる!
旅人として便利そうな物は持ってきているのだが、流石に栗拾いまでは想像できず革手袋は持っていなかった。
痛いぜちくしょう。
これは食べられないが、天候によってはポルチーニ(しかも白!)が自生しているとのこと。
日本では乾燥のポルチーニすらろくに食べた事が無いが、それこそマジモンのトレジャーである。
5人で3~4時間ほど拾い集めて、30kgくらい取れたのかなぁ?計るのと売るのはクリスに任せたので今の所不明である。
今回は売れる栗という事で、ある程度大きなサイズだけを選んで拾った、これが結構な手間となり時間がかかる。
個人で食べる栗であれば、倍以上の収穫になると思う。
そして、やはり栗を乾燥させて粉状にした栗フラワーは存在して、買うと結構高価らしい。
本日の栗拾い終わり。
焼き栗を作るマシーン。
それと、ピエモンテの中の小さな村に来てしばらく経つが、狭いこの村で「最近、日本人がうろついているけど誰だ?」という事になっているらしい。
日本の村と同じで、噂が広まるのが早い。そして警察も何度か住んでる家まで来ているらしい(あいにく自分達が在宅していない)。
クリス曰く、単純に誰が居るのか知りたいだけで、怪しんでいたりするわけでは無い。とのこと。
ダニエロの父がこの辺りの役所の幹部。パスポートの写真を送れば書類を作って申請してくださる、とのこと。
警察が来た時には、その書類を見せれば万事オッケー、そんな書類を申請してくれた。
インタレスティングなのがここからで、書類を見せれば、さらにパスポートを見せろとか言われないらしくて、
それってアングラだけどビザ無視して住めるって事じゃん。事故とか病気とかトラブル起きたらパスポート見せないとならないけどさ。
僕のEUのビザは、そろそろ残り2ヶ月を切る(シェンゲン条約)。
やっぱり一番の問題はビザで、ビザがあれば働けるし、目立った行動もできるんだよね。
一番手っ取り早くて確実なのが結婚。一瞬でビザが取れる。
しかも田舎の場合、親が土地や畑を持っていることが多くて、結婚したら家とか畑とか用意してくれる場合が多いらしい。
さらに、その家族(親戚含む)が全て味方になってくれ、色々と助けてくれる。
これベストなんだよなぁ、、、。
国際結婚まで考えてしまうほどに思考が進んでいる。
相手が見つかればだが、結婚してみても良いかもしれないと思ってしまう。
イタリア語の習得までまだまだ時間がかかりそう。
言葉が通じないけど、音楽シーンで言葉じゃ無いところで惚れさす事は可能だと思う。
むしろ俺にはそれしか無理。
ルックスは並、仕事と金は無し。つまり才能と人間性に惚れてもらうしか無い。
何やら言ってる事が主夫、ヒモになって来たが、ギブアンドテイクが成り立っていれば問題ないのである。
世間体なんて随分昔に捨てている。時には世間体を便利に利用はするが、俺自身は他人にどうみられようと、どうでも良いのである。
自分でしっかりと自分を見ることが何よりも肝要である。