永住の地を探して

現代日本の生活に嫌気がさした39歳(男)が何も決めずに勢いで日本を飛び出したけど戻ってきたぞ!俺に安息の地はあるのか!?

カスターニャ(栗)ムンダイ(焼き栗)

04/10/2020 - 05/10/2020

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新天地での生活が始まった。

昼前にダニエロが来て目が覚める。お母さんが作ってくれたピザを持参してくれ、ソバで焼いて食べる。何から何まで美味い。

外へ出る。日本晴れと言いたいところだけど、イタリア晴れ。

文字、言葉では伝わらないけど、空気の透明感がすごい。これがエアロか。

空気が透明だから太陽の光がモルトフォルテ!光がすごい。これも今までで感じたことは無い。光具合がすげえ。

それと水。いたるところに湧き水を汲める場所があるのだが、美味すぎる。イタリア語で水=アクアなのだが、

これがアクアか、、、と浸れる美味さ。アクア!モルトボーノ!

 

お昼はエリスが経営しているリストランテへ。

彼女はクリスと共に自家製クラフトビールを造っていて、地元の野菜を使った料理と共にビールを頂いた。

エルダーフラワーから作られたビールは香りが優しくてフルーティな飲み口。後味がフラワー。

花の風味がずーっと口の中に残ってる。うまし!ビールっぽく無い。

料理は写真を取ってないけど、これまたうまし!

イタリアに入ってから美味いものしか食べてない、すごいぞイタリア!

野菜が別格。

日本だと美味しい肉は見つかるし食べられるけど、美味しい野菜が少ない。

全体的に味が過剰というか、わざとらしい。

ケムトレルがアホみたいにばら撒かれている日本でオーガニックをやったところで雨がケミカルすぎるのだろう。

水にこだわる余裕のある農家もいないのだろう。

現在日本の水源地が中国に買われていっているのをご存知だろうか?

生きていく上で一番大事なものが水と空気。このうちの一つを抑えられたら生きていけないと一度は考えてみるべきなのだ。

海外へ行けば飲み水はほぼペットボトルで買うことになるのだが、どれくらい値段が上がっても人は買い続けるのだろう。

中国が日本を支配下に置きたいことは間違い無いので(仏教が入った時点でなってるけど)

将来的に日本でもある程度の都市では水を買わなければならない時代が来るのでは無いだろうか?東京はすでにそうなのか?

日本で採水された水を、中国の言い値で買うことになる。

 

はぁ、、、このままだと愚痴がひどくなりそうなので、切り上げる。

 

ここは卵屋さん。

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アクア、野菜、ソーセージ、ハム、チーズ、ブレッド、ゴゾ産のゴゾ塩、イタリアで作られたオーガニック日本米、採れたての卵。

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そしてそれを調理してくれるミッコとマサさん。

生活という意味では初日からすでに完璧な状態になった。

卵も超美味いの。採れたてで洗浄はしてないから殻には気をつける。

卵を買った日は、ご飯を炊いて卵かけご飯食べた。2杯瞬殺。

外国人は生魚と生卵食べてるの見るとドン引きするから面白い。

 

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最寄りのスーパーまで徒歩40分くらいかな。そこから10分くらい歩くと商店街がある。wifiはこの商店街のカフェとかで出来る。

宿泊している家にはwifiはおろか、携帯電話すら繋がらない。

SNS、承認欲求、エゴ、無意味な人付き合い、現代日本人が普段考えている事は本質的に意味がない。

Wifiの無い生活を一度はしてみるべきでは無いだろうか?

例えば毎週日曜日の夕飯の後は寝るまで携帯の電源を切ってみてはどうだろうか?

最初は気になって仕方がない携帯電話も、そのうち携帯の無い時間が大切になって来るのでは無いだろうか?そうだと良いなと思っている。

何が言いたいかというと、wifiが繋がるカフェを見つけたのに携帯、パソコンを持っていくのを忘れて(散歩だったからね)更新出来たのに出来なくて、

楽しみにしてる人達にアホでごめん(笑)と思った。

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書き始めると止まらないほど、全てが未体験の出来事なので当たり前なのだが、全て書きたくなるような事ばかり。

 

例えば、そこらじゅう栗の木で今まさに栗シーズンがピーク。当たり前のように拾って持って帰って焼こうぜ!となる。

その夜ダニエロがタライに大量の栗を持って現れる。栗はカスターニャ。

全ての栗に切れ目を入れて水に浸す。

暖炉に火をくべ初める。

倉庫から怪しいマシンを持ってくるダニエロ、それを暖炉にぶち込んでぐるぐると回す。焼き栗マシーンかよ、、、すげえじゃん!

この筒の斜めに軸が通っているけど、素晴らしい機構です。

そんでがらがらとひたすら回すわけですよ。頃合いで厚い布の上に空けて少し蒸らす。

ゴリうま、、、、いや、クリうま!!?栗美味い。

昔は自宅で食べる栗ってこれだった!渋皮取れない奴はスプーンでほじくってた!!忘れてた。

自分の幼少期は硬い皮も渋皮も剥くのが嫌で嫌で食べなかった栗。

ゴリ剥いた。

全員雑談しながら両手で栗むいてる。

どうやらこの地方の当たり前なのだ。冬になったら外の焚き火で焼いて食べるのさって教えてくれた。焼き芋と同じ立場だね。楽しそう!

初めて栗うまいと思った。つまりクリうま。

 

チーチョ「わはっはっはっ、栗が美味いか?そうか美味いか!うわっはっはっは!」

恰幅の良いチーチョはいろんな事を教えてくれるし、英語が堪能だ。

 

チーチョ「栗を砂糖につけた食べ物を知っているか?そうか知らないのか!マロングラッセと言うんだ、うわっはっはっは!覚えておけよ~。食べたら爆発(味覚なのかマロングラッセなのかはわからない)するぞ!」

マロングラッセ!聞いた事ある!食べた事ない!食べたい!

 

と、書き出したら止まらない訳ですよ。マジで。

で、簡単に言うと、あれよあれよと言う間に時間が過ぎていった。