永住の地を探して

現代日本の生活に嫌気がさした39歳(男)が何も決めずに勢いで日本を飛び出したけど戻ってきたぞ!俺に安息の地はあるのか!?

働かざるもの、、、

10/10/2020

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到着から1週間ほどが経った。長旅の疲れもようやく抜けた。

この山が住んでる場所の背中側にあるビザルタ。

聖地巡礼の山がピエモンテ周辺に8箇所ほどあるらしく、ピークに十字架があるのでここもそうだろう。出立する前に登っておきたい。

 

今夜はパーティがあるという事で、DJの準備を進める。

Rekordboxも便利なのだが、ヨーロッパスタンダードALLEN&HEATHに合わせて人生初のTraktorに挑戦である。

日本でXone:K2を購入し動作確認していない状態だったのだが、MasterOUTが作動しないという謎の現象が発生。マジでマジかよって感じです。

しょうがないのでXone:PX5USBを直接ブッ込んだらとりあえず動いた。アレヒとTraktorイイかも!イイのかもって感じです。

Midiマッピングも使いやすさがイケメンかつどんなMidiコントローラもバッチ来いメーンなので、

これからPCDJを始める人にはTraktorを強くを飛び越え猛烈にお勧めしておく。

しかし、Xone:K2のマスターアウトが出力されない問題が解決されないと、

今後色々やりづらい事になる、解決せねば、、、3時間くらい向き合ってもできないんですけどね!!!

 

そんな事をしている間にダニエロが現れた。

今夜は誕生日会に行くのかい?と聞かれたので、誕生日会なの!?と一同ビックリ。

さらに、ダニエロは誕生日の人を知らない上に、開催される場所も知らないとのこと。

じゃあ、そもそも行けないじゃん(笑)

 

ダニエロは彼女を迎えに帰って行った。

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しばらくするとアンドレアという背の高い兄の方が来た、おしゃれしてきてる気がする。

誕生日会に行くかい?と聞かれたので、どちらでも良いけど場所は知ってるのか確認すると、彼も知らない。

ただ、電波の繋がる所へ行ったら現地の人に場所を送ってもらえ、彼の友人が一人現地にいるらしい。

場所は4050分離れた小さな家、何人来るかはわからなくて、スピーカーはモノラル?

自分はCOVIDに関して全く気にしていないわけではなく、むしろ出来る限り最大限の警戒はしている。

(国が出す数字というものは何にしても信じられないものばかりであろう。)

そして身内ノリに乗り込んでダークサイケBPM180オッシャー!とかやるわけないので、丁重にお断りさせて頂いた。

サイケデリックが可能な場所で、ちゃんとダークサイケを表現したいのである。ちなみにラウンジDJ用のレコードは日本に置いてきた。

 

アンドレアは一人で誕生日会へ向かった。

 

まぁ、それは過ぎた話で置いておいて、

色々と移住計画に問題が生じてきたのである。

まず、今住んでいる家を10月末までに一旦出ないとならなくなってしまった。

次に大きな問題は食材が猛烈かつ激烈に美味いのであるがして、安くは無いのである。

確かに日本と比べたらチーズとか生ハムとかサラミとか美味しいパンは激安を超え、絶安レベルなのも間違いない。

しかしイタリアは先進国、生活水準というか生活にかかるお金はやっぱりそれなりに高い

 

ここでは、まともな仕事をしないと食べていけなさそうなのである。

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セルフのガソリンスタンド。かなりスペースを節約している。

ランニングコストが高いというのは将来的には死活問題。

夢のような土地を見つけたのだが、住むには、、、どうなのだろうか。

金持ちだったら、もちろんここに決定している。本当に夢のような土地なのだ。

あと、EUはビザを取るのが大変。これも大問題。

 

そんなわけで、ここで安く借りられる家を探すと同時に次の場所に狙いを定めていかねばならぬのである。

 

問題は飛行機以外でEUから脱出できない事。

とりあえず日本大使館に脱出できるように一筆書いてくれというメールが送信された。

そして、車に荷物突っ込んで車だけフェリーで輸送、人間は飛行機で現地へという作戦も考えられている。

他にも色々と作戦はあるが、大使館が一筆書いてくれるだけで全てうまくいく、しかしお役所仕事の日本人が他人にためにあれこれと手間をかけてくれるかは疑問である。

とにかく後1週間くらいで今後の方針を決定しなければ本格的に家なき子になってしまいそうである。